2006年 09月 16日 ( 1 )

湘南から伊豆大島まで

湘南海岸からもぼんやり見える伊豆大島。「ここからあそこまでの距離って、ちょうどモロカイ・ホエくらいの距離なんですよ」と聞いて、改めてモロカイ・ホエの凄さがわかった気がした。が、それと同時に「いずれあそこまでカヌーで行こうってヤツが出てくるんだろうなぁ」と予感したもんだった。そしたらこの8月末、茅ヶ崎のカヌークラブがやっちゃったらしい。すごいね、快挙だね。彼らは伊豆大島の後、返す刀でカリフォルニアのレースに向かったという。力強いチームだ。

カヌーに限らずトライアスロンでもアドベンチャーレースでも、僕はレースとして成立する前の「実験的段階」に興味を持ってしまう。「こんなことができたら凄いね」と誰かが思いつき、思いついてしまった以上、やらないことにはキモチのおさまらないアスリート特有の好奇心に火がついて、それを無事に実現するためのプランが組まれ、ひとつひとつ実現させて行く。競技というものは、そんな段階にいる間がいちばん幸せなのではないかと思うし、それを実現する連中こそカッコいいと思う。

しかし、競技として、レースとして、カタチができあがってしまうと、そのスポーツに対する興味を失う。ルールが確立されたアドベンチャーになんて興味ないよ。競技としてのカタチが決まれば、後はみんなが同じようなトレーニングを始めて、同じようなウエアを着て、同じようなサプリメントを摂って、体力をむなしく放出するだけ。今、まさにそういうものが流行っているんだけど、何かこうワクワクしないんだよな、型にはまったアドベンチャーレーサーの話を聞いていても。

いずれ湘南〜伊豆大島もレースになるような気がする。「やっちゃいましたよ」というヤツが現れれば「オレたちも行こうか」という連中が現れ、やがてすぐに競争になる。そのうちに「オレたちも仲間に加えてくれ」なんて連中も現れるはずで、そうなると湘南あたりのアウトリガーカヌーは、とても幸せな数年間を迎えるのかもしれない。なあんてエラそうに言ってる僕ですが、未だにOC-1で長者ケ崎ひとつ回れない段階。いいんだってば、試行錯誤もけっこう楽しいんだから。
by west2723 | 2006-09-16 23:55 | カマ・ク・ラ