伊豆大島

8月6日、相模湾沿岸は目も眩むような快晴に恵まれていた。真夏だというのに、これほど空気がクリアになることなんてあるのだろうか? 藤沢から腰越方面に向かい、七里ヶ浜に出てびっくり。右手には箱根、その向こうには富士山と伊豆半島。左手には三浦半島が手に取るように見えた。あれ?あんなところに伊豆大島ってあったっけ? と思っていたら、あれは天城山なのだよ、とUddahさんが教えてくれた。大島はもっと左。この海は湾なのだ。

まるでカリフォルニアのような青い空。もちろん海の青さも普通ではなくて、白いTシャツを着ていると青く見えるほどの乾いた快晴なのだ。ホントであれば、その日に船で伊豆大島に渡り、このブログでもおなじみのDukeさんの挑戦につき合おうと思っていた。あの超人ってば、大島から湘南までパドルボードで渡ろうというのだ。結局は伴走艇の都合により延期となってしまったけれど、お陰でこのような相模湾の姿を見ることができた。Dukeさん、決して慌てないようにしましょう。

そして今日は8月15日。茅ヶ崎の『Amenbo Beach Club』所有の、OC-4にセイルをつけたセイリングカヌーを漕がせてもらった。「ほら、沖に雲のかたまりが見えるだろう? あれが伊豆大島。島に海の風が当たるとね、風が島を駆け上がって雲ができるんだ。だから雲の下には島があるってわかる」という話を、一緒にカヌーに乗ったお父さんが小学生の息子さんに説明していた。その話、僕も雑誌に書いたことがあるけど、こうして自分の目で見てみると、より深く理解できるように思える。

そう言えば明日早朝、江ノ島のカヌークラブが伊豆大島を目指すはずだ。ということを思い出し、メンバーの長老に激励の電話を入れてみてびっくり。紀伊半島沖に台風が発生し、明日はかなり荒れそうなので延期するとのこと。あそこに見える大島、近いようで遠いんだなぁと思う。
by west2723 | 2008-08-15 17:58 | 海での話


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