まずは後藤明先生から、次なる動き

後藤明先生(現在は南山大学人文学部人類文化学科教授)から以下のようなお知らせが届きました。この先生は先日も国立科学博物館の「入魂式」でもご活躍でしたが、ホントにタフな先生です。取り急ぎ、原文そのまんまで報告します。
                   
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プロジェクト「環フィリピン海文化復興ネットワークの構築……伝統的航海術の実践的研究支援を中心として——」http://island.geocities.jp/waleasi/index.htmlは環フィリピン海域における伝統文化復興ルネサンスのために、日本(沖縄)、グアム、台湾、フィリピン間において伝統的知識の継承プロジェクト開発を共同で行う人的ネットワーク構築を目的とし、トヨタ財団から「アジア隣人ネットワーク」に認定され助成金をいただいています。

その一環でこのたびミクロネシア伝統航海術協会TSS(Traditional Seafaring Society)の航海士マニー・シカウ師と、協会の顧問でグアム大学講師のローレンス・カニンガム博士を日本におよびし、日本各地でセミナーや講演会を行い、スターチャートを見ながらのナビゲーションの講義、あるいは星の神話などに関する講義をしていただき、また舟の試乗会や市民との交流を行う予定です。マニー師は内田正洋さんの近刊『祝星「ホクレア号」がやってきた』にも写真入りで紹介されている人です(赤いTシャツの方)。このたびはご本人が来日されます。

一連のイベントの予定

7月6日 マニー・シカウ師、ラリー・カニンガム先生来日。沖縄に移動。

7月7日 
沖縄海洋博公園海洋文化館と美ら海水族館見学海洋文化館におけるプラネタリウムの海洋プログラムや展示品の修理への助言、また今後の「カヌー教室」運営などへの助言。

7月8日 「第一回国際舟文化プレサミット」
宜野湾マリーナにて沖縄のサバニ関係者とのセミナー。
10:00から15:00予定。一般来聴歓迎。
TSS側からTSSの立ち上げの経緯、運営の現状、過去における航海の状況、航海術などの講義。沖縄側から糸満と伊江島における伝統的サバニ作りについて報告。また帆走サバニによる航海やレースの状況の報告、意見交換会。通訳付きの予定。
15:00頃から帆走サバニの試乗会。
懇親会(夜)

7月10日(火)東京海洋大学第4回海洋文化フォーラム 海洋大越中島キャンパス。一般来聴歓迎。
<1> カヌー文化や伝統的航海術の講演会 (講堂:16時30分より 90分)
    カニンガム氏、後藤 明
<2>マニー師による貝を配したスターチャートを使って、「スターナビゲーションによる航海術」の実演  (柔道場:18時30分より 60分)
懇親会(夜)

7月11日 (水) 午後 国立天文台プラネタリウム見学
三鷹の東京天文台にて、16:00からマニー師、カニンガム先生を囲んで談話会。お二人からやミクロネシアの神話や星の信仰などについてお話をいただく予定。一般来聴歓迎。

7月14日
下関の水産大学校主催の海洋文化セミナー予定。下関市内、一般来聴歓迎(午後)
マニー師、カニンガム先生、内田正洋、後藤 明(予定)
懇親会(夜)

7月15日
水産大学校のカッタークラブの学生と実習艇の試乗会、市民との交流。

7月21か22日に大阪か京都方面でグアムのお二人を囲んで小さな会合とお別れ会予定。日時、会場等は未定。一般来聴歓迎。

7月23日 グアムへ帰国。
                     
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さらに29日には、今回の〈ホクレア〉日本航海を受けて、東京でただならぬイベントをモクロンでいるという後藤先生であります。詳細はわかり次第お知らせします。
by west2723 | 2007-06-18 08:54 | カマ・ク・ラ


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