Tuvalu Overview

今、知り合いのカメラマンが南太平洋のツバルで取材を続けている。ご存じの通り、ツバルは温室効果ガスによる海面上昇の被害が大きい環礁で、1万人近い人々が、今すぐ故郷を離れ移住すべきかどうかの選択を迫られている。このカメラマンは、住民全員のポートレート撮影に取り組んでおり、彼らに将来の夢を聞き、そのコメントと共に京都議定書が発効する当日、ニューヨークの国連ビルで写真展を開こうとしている。

海面上昇っていうのは毎日毎日ジワジワ迫ってくるものではなくて、北半球では12月〜4月に起こる現象らしい。さらには海岸線が内陸深く上がってくるだけではなく、ある日突然、陸地のど真ん中に噴水のように吹き上がることもあるという。そう、ついさっきまで平和な生活が営まれていた集落や学校の校庭が、突然巨大な水たまりに変わってしまうというわけ。そういう具体的な話を聞かされると、海面上昇の怖さがリアルに伝わってきませんか?

ところで、この海面上昇の原因となった温室効果ガスは、実は100年前に発生したガスだと聞いて怖くなってくる。もう産業革命は起こっていたけれど、まだ自動車も普及しておらず、今ほど電気を使わなかった時代に発生したガスが、100年後のツバルを海に沈めようとしている。だったら、その後の100年分はどうなるの? その頃とは比較にならないほどの温室効果ガスが、人の住む環境に対する答えを出すのは100年後。遠い将来のようでいて、僕たちの孫の時代には、関東平野なんて水没しているかもしれないわけだ。

だったらもう諦めますか? ツバル、幸いこの冬は大きな被害は出ていないらしいようですが、今さら過去100年分の温室効果ガスの影響をストップさせるのはムリでしょう。しかし、今からでも自分たちがやっていることを知ることは大切です。そして、この効果を無力化させる画期的な研究が行われることを望んでいます。このテーマに興味のある方はこちらまで。ただし、以前僕のブログのリンク先に片っ端から何度もメールを送る人が現れて困ったことがあります。そのあたりをよくご理解いただき、この情報をご利用いただければ幸いです。
by west2723 | 2007-02-26 01:04


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