トレイルから海へ!

ブログが文字だらけになっていたので、少し写真を入れてみますね。
これは先週マウンテンバイクで走ってきた、長野県中央部の某トレイル。林業のために充分に保全された森に、特別な許可をいただき入れてもらったトレイルです。ふかふかの落ち葉という表現はよく聞くけど、これほど大量の落ち葉なんて見たことがない。こんなトレイルが延々何10キロにも渡って続いているとなると、誰だってマウンテンバイクに乗りたくなるでしょう?
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さすがに間伐の行き届いた林業の森。この季節は落葉も終わって、森の中すみずみまで日の光が差し込みます。動物の気配も濃厚で、熊が木に登った跡である熊棚や、熊を始めとする大型動物のウンコ、一方で動物の骨、鹿の鳴き声、見たこともないような大きな野鳥の天国でもあります。ご多分に漏れず、この森も今年はドングリが不作だったようだけど、それでも熊が里に下りてくるには至っていない。本州にこういう森があるというだけで、少しはココロが落ち着くというものです。
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ところでここで間伐された木材は、駿河湾まで運ばれて鰹節を燻す材料に使われるらしい。塩の道、ならぬ間伐材の道が、こうして今でも森と海の人と経済をつないでいる。おカネが回り始めれば、さらに環境は守られる……。森があるからカヌーができる、と謳う〈ホクレア・ハカ〉を地で行くような話だな。やはり、生態学という本来の意味でのエコロジーは、こういう大きな視点から考えたいものですね。
by west2723 | 2010-11-29 13:29 | 自転車


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