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テスト航海

修理を終えた〈ホクレア〉が、明日からテスト航海に出るそうです。ハワイにいる方は、久々に帆走する〈ホクレア〉を見ることができますね。うらやますい。で、このようすは来年の3月にテレビ新広島でオンエアされるとのこと。残念ながら全国放送ではありませんが、帆走する〈ホクレア〉がテレビにまともに登場するのは、これが初めてじゃないかな? 広島の人、うらやますい。さらに、このテスト航海のようすはJALの機内誌にも掲載予定。取材は石川直樹さんだというから楽しみですね。

なお、出航地はハワイ島カワイハエ。〈マイス〉と一緒に出て行く姿は壮観だと思います。出航予定日は1月6日。お正月休みでハワイに行っているうらやますい方は、カワイハエに集合ですね。僕も行きますよ。ただしシゴトしてます。それほど広くない港なので、すぐにお会いできるはずです。
by west2723 | 2006-11-29 16:34 | ホクレア

みんな、無謀はイカンよ!

〈ホクレア〉を出迎えたい、というキモチは大切だけど、最近は無茶なことを考える人が増えてきたように思う。典型的なものにカヌーを作って海で出迎える、という計画がいくつかあるようだけど、無事に出航し、当日の天候に合わせて操船できる充分な訓練を積み、そして何より、無事に帰って翌日からの生活に支障なく復帰できる技術がなくては〈ホクレア〉航海の邪魔にしかならない。どんなに志が立派でも、どうにかなるだろうと海に出てしまうのは御法度です。出迎えに来たはずのカヌーを〈ホクレア〉が助けているなんて、シャレにならないからね。

なんてこと言う僕自身、漕げもしないカヌーで沖まで深追いして、帰ってこられなくなる可能性は充分にある。性格的にも。だからこそ、そうなることを「水際で」食い止める方法を考案中。
なぜか〈ホクレア〉来航を機に自分も大きなコトをしてみようなどと考える人は多いけれど、あまり肩肘張らない方が賢明です。主役はあくまでも〈ホクレア〉であることをお忘れなく。カヌーに乗るんなら〈ホクレア〉が帰った後でもいいじゃありませんか。
by west2723 | 2006-11-27 09:52 | カマ・ク・ラ

犬が吠える夜

昨日の深夜、神奈川県にある自宅に戻ってきた。クルマを停めると、ふだんはおとなしい隣の家の犬が吠えていた。何だろう? しかもこんな深夜に。とは思ったけど、あまり気にせずにいた。
何となく寝付けないまま本を読む間も犬は吠え続け、やがて遠吠えになった。次第に近所の犬の多くが呼応するようになる。この近所、こんなに犬がいたっけな? と思うくらいの数になった。
気になって窓を開けてみたけれど、特に不審者が出歩いているようすもないので、念のためカギ締めを確認して、僕はやがて眠ってしまった。

そして今朝、訃報が届いた。訃報とは言っても人ではなく、隣のブロックの、ここから100mほど離れた家の老犬が亡くなったのだという。近所の犬たちは彼を見送っていたのだ。人の命があまりに軽くなったこの時代、犬たちの気高いタマシイと共に、合掌。
by west2723 | 2006-11-25 12:27 | 陸での話

散歩って、どうなんだろう?

ふと気づけば、東京にはいろいろな散歩コースがある。川がキレイになってきたので、僕の部屋がある隅田川周辺とか、かなり飛ぶけど目黒川とか、世田谷あたりの公園とか。落ち葉サクサクで、地下鉄に乗るのがもったいなくなってしまう。パン屋をみつけたり小さな雑貨やを覗いたりしているうちに、午後の4時、今どきはそろそろ暗くなる時間。どうしようか、まだまだ夜は長い。

こんな調子でぼんやりしていると、〈ホクレア〉になんて興味を持たないヤツのキモチもわかってくる。〈ホクレア〉を知れば「凄いね」とは思っても、それ以上何をやれって言うのさ。遠いハワイのことよりも、三里四方の世界に生きる気分、決して悪くない。遠い世界のことよりも、今は冬に向けて衣替え、模様替え、まずはそれからだ。

駒沢公園。タイツで走る人、ジーンズで歩く人。二組の夫婦が犬自慢。ここは海のない葉山かな。いや、葉山が海のある駒沢公園なのかな。パタゴニアを着る親子、都市のアウトドア、カネあるねぇ。休日に集まりたがる若い主婦たち。ピラテスの先生、小径車の女の子、ロードバイクのオヤジ、何でも通る。さてと日も暮れたし、帰ろうかな? どうやって? もちろん歩いて。飽きるまで歩いて、飽きたら地下鉄に乗ろう。そろそろお気に入りのコーヒーが無くなる。買い足しておかなくては。
by west2723 | 2006-11-25 01:09 | 陸での話

Geronimo,an American Legend / Music by Ry Cooder

c0090571_0593696.jpg気分が滅入っている時は音楽を聴く。凹んでいるわけでもなく、鬱でもないけれど、ちょっと周りにイライラした時にはサウンドトラックを聴いて、酸性になった気分を中和することが多い。
で、今日のアルカリはこのアルバムだったという次第。以前から気になっていたんだけど、Ry Cooderという人がブルーノートスケールから解放された場合、意外に日本的なメロディを作り上げてくることが多い(多かった、と言うべきかな? 最近はあまりアルバム出していないし)。まるで文部省唱歌のような、懐かしいメロディに惹かれるのだ。

このアルバムを聴けば何を言っているのかがわかると思う。壮大な日本昔話、アメリカ南部風味という感じ。主役がネイティブアメリカンで、彼らの祖先がモンゴロイドで、日本人とは遠い先祖が同じで、という人々の音楽を忠実に再現しようとするとこうなるのだろうか。しかし、Ry Cooderにはネイティブアメリカンとは関係ないテーマでも「日本的」な演奏が多い。『Long Riders』のテーマ然り『Alamo Bay』然り。この人のココロの中には文部省唱歌のようなメロディが流れていると思う。

ところで、このアルバムは売れなかったんだろうなぁ(発売は1993年)。でも、持っていて損はないはず。それどころかRy Cooderのサウンドトラックの中でも特にお勧めの1枚です。
by west2723 | 2006-11-22 01:13 | 音楽

ゴミ箱のない街

先週金曜日、わけがあって東京・丸の内のオフィスビルで守衛さんのようなことをやっていた。午後の3時から夜まで。で、そのまま不眠不休状態で主催するイベントへ突入。ビルの中が意外に寒かったので、また体調を崩したみたいだ。この季節、夕方4時には暗くなってしまうオフィス街だけど、年末のイルミネーションが華やかで、だからかえってビルの片隅でじっとしていると侘びしくなる。

続き
by west2723 | 2006-11-20 20:48 | 陸での話

A L O H A , 茅ヶ崎のみなさん

よくもまあ、汐留から銀座なんていう、味気ない街、味気ない道を歩いて、あんなに味気ないビルまで来てくれました。見ての通り、僕は海のことに関してはドシロートです。〈ホクレア〉のことに関しても、僕が関わり始めたのはここ数年に過ぎないし、何かを始めるにあたっては僕も皆さんも同じくらいに手探り状態なので、とにかく一緒に、確実にできることからやりましょう。

僕はものごごろつく頃には鎌倉に住んでいたせいか、どこの海に行ってもまず江ノ島を探し、自分がどこにいるのか確認し、安心し、というクセが未だに身についています。沖縄に行っても江ノ島を探してしまうバカなヤツなんです。で、江ノ島の見える海にいるとわかって落ち着いたところで、富士山を探したり箱根の先っぽを確認したり、なんてことは未だに必ずやってしまう。

だからこそ、その海に〈ホクレア〉が浮かんだら、なんて思うだけでゾクゾクしてしまうわけです。僕が〈ホクレア〉のことを知り、関わり始めたのは、そんな単純な理由に過ぎない。航海カヌーにまつわる難しい話は内田さんにまかせて、僕はハワイからはるばるやって来るという、双胴の、2本のクラブクロウセイルを掲げる、どう見てもカッコいいカヌーを地元の海で迎えたいだけなんです。

彼らを湘南に迎えたいね。カヌーまるごとはダメでも、クルーのみんなを、あの海岸に招待しなくてはいけない。そして、みんなで一緒に、地元の子どもたちたくさん集めて、オトナの実力ってもんを見せつけてやりましょう。オマエら、ついてこれるのかな、と。同級生をイジメてるヒマなんてないぜ、と。あと、スラッキーも覚えたいですね、かなりマジで。
by west2723 | 2006-11-15 20:21 | 陸での話

ハワイで記者発表

予定が延び延びになっていたハワイでの記者発表がありました。これでようやく外堀が固まったというか、ホントに〈ホクレア〉が来るんだなぁ、と実感できるようになりました。ハワイ発1月6日、横浜ゴールが、当初の予定より10日近く遅れて5月25日。このように日程が大きく変わることはよくあること。長い旅です、気長に見守りましょう。
by west2723 | 2006-11-14 23:53 | ホクレア

瀬戸内カヤック横断隊

〈ホクレア〉の日本航海にあたり、最大の難所と思われる海域で、今、このようなイベントが行われています。日本航海を陰で支えるのはこのような人たちです。また、彼らのように損得抜きで頑張っている人たちが支えるべきだと思っています。思えば、昨年はこのメンバーの中に佐久間洋之介さんもいたんだなぁ、などと思い出しつつ、改めてご紹介。

その結果はこちらでご覧下さい。
by west2723 | 2006-11-12 00:24 | 海での話

出迎えのためのお問い合わせ先

最近、来航時に何かやりたいんだけどどうすればいい? という相談を受けることが多くなった。とは言え僕もイベント全体を把握しているわけではありません。現状を把握しているとすればハワイ州観光局だろうけど、まだ、どの寄港地にも出迎えの組織ができているわけではないので、はっきりした回答はできないはずです。寄港地で窓口となるのは各自治体なので、何か急ぐ用事があれば、たらい回し覚悟で問い合わせの電話を入れる以外に無いでしょう。

この窓口をはっきりさせるために、目下、観光局の人たちが各寄港地の自治体を回っています。出張に次ぐ出張で、ホントに大変そうです。自治体も、窓口が「県」になるのか「市」になるのか寄港地によって違うようで、市が窓口になるのは熊本・宇土市、愛媛・宇和島市(熊本と宇和島には「出迎え実行委員会」のような組織ができるようです)、そして横浜市港湾局といったところ。どの自治体も港湾関係か国際交流関係の部署が受け持つことになるようなのでご参考まで。

何かと曖昧ではありますが、ひとつだけ確かなこと。それは〈ホクレア〉が西に向かうために、着実に修理を重ねているということです。今日、現地で修理を手伝っている友人から写真が送られてきましたが、それを見ていて、初めて「ホントに〈ホクレア〉が動き始めたんだなぁ」と実感しました。

大丈夫。カヌーは飛行機じゃありません。ゆっくりやってくるので、隣の街を出たという連絡を受けてからでも出迎えは間に合います。連絡が入ってから海に行けばいいんです。大げさにコトを構えようとすると肩すかしをくらいます。気長にいないと、100年単位でモノゴトを考える〈ホクレア〉とは、とてもつき合って行けません。シンプルに、身軽に待ちましょう。
by west2723 | 2006-11-11 01:22 | 陸での話