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Nainoa-san, Thank you for your visiting Japan. MAHALO

今日の夕方の飛行機で帰るという話だったから、今頃はもう、あの眩しい陽射しのホノルルに到着しているはずだ。帰ってしまうとさびしいもんだね。なんて、僕はただの追っかけ取材だからラクなもんだったけど、ハワイ州観光局の人たちは、今頃、祭りの後のような気分なのかもしれない。ホントに胃の痛む毎日を送っていたはずだから。

Uddhaさんも大変だった。すべて「聞いてないよ」という状況の中、福岡ではカヤックを漕ぐことになり、東京では他の予定をキャンセルして天王洲までカヌーとカヤックを運んでくれたり、ナイノアにつきあったり。ついでに記者会見では日本航海のクルーとして突然に名前を発表されて慌てたりした。観光局スタッフのきめ細やかな段取りと、Uddhaさんの潤滑油のような役割がなければ、今回の来日はスムーズには進まなかったことと思う。日本航海の本番もそうなるのかな?
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改めて自分にできることは何かと考える。僕は雑誌が本職なので、とにかく〈ホクレア〉を知らない人のために知らせることがこれまでの担当だった。「ま〜たオマエ、その話かよ」なんて言われながらもページを奪い、通常のシゴトの合間を縫って原稿を書き、今でも隙あらば1冊まるごとゲットを目論んでいる。でも、僕にできることはそこまでなのだ。メディアもいろいろ集まってきたので、そろそろ他のメディアにも勉強してもらおう。そしてこれからは、陸上からのサポートや、メディアを持たない一般の人たちと一緒に出迎える方法も探らなくてはいけない。

僕のルーツは玄海灘なのだ。とは言え九州で育ったことは無いんだけど、先日も福岡の海を漕ぐナイノアの姿を見ながら、なぜかとても懐かしい思いに揺さぶられていた。だから僕は休みを取ってでも九州に行こうと思う。双眼鏡を持って波戸岬の先端に行けば、福岡に向かう〈ホクレア〉を拝むことができるかもしれない。何たって、あそこからは壱岐まで見えるからな。1個500円という、かなり暴利なサザエの壺焼きを買って、アイスボックスに缶ビールを入れて、沖を行く2本のセールを眺める。それが今の僕個人にとって、最大の〈ホクレア〉プロジェクトになりそうだ。
by west2723 | 2006-09-29 00:03 | ホクレア

Nainoa in Tokyo

24日にハワイに戻り、26日に再び東京に帰ってくるという離れ業を演じたナイノア・トンプソン氏は、疲れた顔ひとつ見せずに朝の10時半、東京・汐留の記者会見場に現れた。それは決して「日本来航決定!」という会見内容ではなく、あくまで日本に向かうかもしれないその日のために、〈ホクレア〉を「理解するための」記者会見だった。ナイノアの言葉によると「もしかすると来年は日本にお邪魔するかもしれないけど、その時はどうか受け容れてください」という謙虚なもの。集まった媒体は50を数え、人数は約80だったというから、明日以降〈ホクレア〉に関する報道が多くなると思います。どうかお楽しみに。全国ネットではフジテレビが本気になっているようで、記者会見の後、1時間近い単独インタビューを行っていました。こちらにも期待しましょう。

続き
by west2723 | 2006-09-27 22:02 | ホクレア

サタワル島に謎の爆弾?

講演会を終えてナイノアが大勢のお客さんたちと談笑する中、一方ではUddhaさんのカヤック仲間や、このブログの常連さんたちも集まって「オフ会」のような状況になっていた。そんな時、畏れ多くもマウ先生のもとで居候し続け、先日無事に帰国したばかりの女性からおもしろい話を聞いた。
「ワタシが帰った後にサタワルにセスナが飛んできてね、大きな荷物を落として行ったらしいんですよぉ。んでね、それがマウ宛に送られてきた痛風のクスリだったんです。送り主はナイノアさんだったらしいんですけど」
「何? その話はさっきナイノアもしてたぜ。無事に着いたかどうか気にしていたから、教えてあげたらきっと喜ぶよ」
ということで、話しかけるタイミングを計りながら、彼女とナイノアの近くで待機していた。

続き
by west2723 | 2006-09-26 21:20 | ホクレア

ナイノア・トンプソン来日 Part3

c0090571_0192895.jpg講演会が終了し、ナイノアに握手や写真撮影やサインを求める人が後を絶たない。そんなひとりひとりに対し、ナイノアは相手の目を見つめ、真摯に対応する。そうなのだ。ナイノアという人は、大勢の人と同じ部屋で同じ時間を過ごすと、その場にいた全員と握手してから帰らないと気が済まない人だということを忘れていた。だからこそ「300人はムリだよ」と言っていたのかもしれない。この調子だと日本航海はパニックになってしまうので、どうか皆さん、そんなナイノアの性格を理解し、今後はできるだけサインや写真撮影は遠慮しましょうね。

会場の撤収開始予定時刻が夕方5時だったのに、講演会終了が5時。握手の列は夜の7時近くまで続いた。しかし、会場を貸してくれた人、ビルの管理者などなど、その誰も止めに来ない。主催者にも慌てるようすは無い。なぜなんだろう。福岡って大都市なのに、そのあたりがとても大らかで、ホットで、人の体温を感じる街なんだなぁ、と思った……のはほんの序章で、この翌日も福岡の凄さに驚くんだけどね。(続きはまた後日)
by west2723 | 2006-09-26 00:30 | ホクレア

ナイノア・トンプソン来日 Part2

c0090571_2313592.jpg照明が落ちた後、講演会は『ガイアシンフォニー第3番』、ナイノアが登場するパートのダイジェストで始まった。本番の2週間ほど前にお願いしたにもかかわらず、龍村仁監督の快諾をいただき、監督の事務所で8分ほどに再編集してくれたという、貴重な映像だった。

その後は主催者である福岡県を代表して、副知事による挨拶。続いて〈ホクレア〉転覆事故の後、〈ホクレア〉存続の危機を救ったジョージ有吉元ハワイ州知事の「日本語による」スピーチが続き、いよいよナイノアのスピーチが始まった。冒頭に「予定をオーバーするかもしれないけど」と言った通り、このスピーチは1時間にも及んだ。

内容は「ホクレアとは何か」について。つまり、これから〈ホクレア〉を知る人のための「ホクレア入門」なんだけど、〈ホクレア〉の30年を振り返り、要所要所に登場したキーパーソンを紹介する、という形式で話が展開していった。PowerPointを使ってのプレゼンテーション。コンピュータはナイノアの奥さんが担当する。

ナイノアが選んだキーパーソンを並べるとこんな感じ。ハーブ・カネ、ポリネシアに唯一残っていたという、サンタクルズ島の伝統航海士「テバケ」(僕はこの人物についてほとんど知識が無い。呼び名もこれでいいのかどうか、はっきりしない)、マウ・ピアイルグ、そしてエディ・アイカウ、ナイノアのお父さんピンキー、そして最後にカワノ・ヨシオ。

「学問的実験航海」という側面についてはほとんど触れないのがナイノア流なのかと、改めて思ったのだった。ハーブ・カネには詳しく触れるものの、ベン・フィニの名前は出てこない。あくまでもポリネシアン・ルネサンスを軸に話が展開する。そして今回の〈ホクレア史〉の最後を飾るのはカワノ・ヨシオ氏。マニアにとっては周知の通り、ナイノア育ての親とも言える日系人の漁師。カワノ氏(ナイノアは彼のことを「ヨシ」と呼ぶ)は山口県の出身なので、来年予定される日本航海の寄港地に山口が入っている理由が垣間見えてくる。ナイノアが個人的に、最も立ち寄りたい海は山口県の海なのかもしれない。

「多忙だった両親に替わって、ヨシが幼い頃の僕を海に連れて行ってくれた。日本式の漁船や釣りの方法などを通じて。人間が海とどのように関わればいいのか、そのすべてをヨシが教えてくれた。ヨシの家に遊びに行くと、枕や(なぜ唐突に枕が出てくるのかはわからないけど)家具や木造家屋など、すべてがハワイの自然に溶け込んでいた。ヨシは常に自然が神聖なものだと教えてくれた。そして自然の中の神聖なものが僕たちを守ってくれていると教えてくれた。それはカヌーの精神とまったく同じものだ。だから僕はヨシの誇りと共に日本に航海しなくてはならない。だから……僕は……ハワイにとっていちばん大切なものを、〈ホクレア〉と共に日本に運ぶことになる……」
by west2723 | 2006-09-25 23:58 | ホクレア

ナイノア・トンプソン来日 Part1

c0090571_22534463.jpgまず、福岡でのナイノア講演会に行けなかった人のために会場のようすをお伝えするとこんな感じ。収容人数300人の会場と聞いていたので、小さなコンサートホールのようなものをイメージしていたんだけど、ご覧の通り、マジメな会議室というオモムキの部屋で行われたのでした。

当日の朝、カヤックを漕ぐ予定を入れていたんだけど、ナイノア本人から講演会に集中したいという申し出があり、急遽キャンセルした。


オレの顔なんて覚えているかな? と思いながらナイノアの控え室のドアを開けてみると、何と、ナイノアは立ち上がって、握手で僕を出迎えてくれた。
「ずいぶん集まっているらしいけど、大勢の人の前で話すなんて、僕には大変なんだよ」
と小声で緊張しまくっていたナイノアに、
「たった300人しかいないよ、全員の顔も見えるよ」
と励ましたつもりだった。しかし
「300人もいるのか!」
と、ますます緊張させてしまう始末。その様子を見るうちに、内田さんも緊張してしまい、僕と内田さんは開演まで何度も1フロア上にある喫煙室に向かうことになった。
by west2723 | 2006-09-25 23:02 | ホクレア

頑張りましょう、ハワイ州観光局!

今、有明のビッグサイトで世界旅行博というイベントが行われている。日本人観光客を誘致したいという国々が集まって、各国を紹介するブースが設けられ……というイベントで、ぶらぶら歩くだけでもけっこう楽しいので、この週末、時間の余っている方には覗いてみることをお勧めします。僕も夕方行ってみたんだけど、いやほんと、オレって行ったことのない国が多いんだなぁ、なんて、しみじみ思ったものでした。北欧とかバルト海のあたりとか、本気で行ってみたいな、時間があれば。

で、我がハワイです。

続き
by west2723 | 2006-09-22 21:05 | ホクレア

何てアスリートな、ナイノア・トンプソン!

福岡到着後、昨夜はすぐにホテルへ向かったらしい。が、本日、午前中に福岡のお役所関係を表敬訪問し、午後、カヤックに乗りに行くらしい。少しでも時間が空けば海でトレーニングしたい、という希望によるもので、カヤックは急遽用意された。講演会当日も早朝に起きて漕ぎに行くというから、さすがナイノア・トンプソン、伝統航海士である前にアスリートだったんだなと、しみじみ思う。

ホントは日本中にアウトリガーカヌーが転がっていると思っていたらしく、福岡には無いとわかってびっくり。しかしカヤックが(おそらくシットオン・カヤックだろうけど)用意されるとわかって非常に喜んでいるという。

24日のワークショップを終えたら一旦ハワイに帰り、26日に今度は東京上陸。27日に記者会見、その後もハワイ州観光局による挨拶関係、滞在は28日夕方までだと言うけれど、その間にも、できるだけ時間を作って帰る直前までカヌーを漕いでいたいらしい。となると行き先は湘南。皆さん、突然協力を要請するかもしれないけど、どうかよろしく! ついでに「この湘南にも〈ホクレア〉で来てくれよ」と頼んでみるつもりです。
by west2723 | 2006-09-22 12:36 | ホクレア

ナイノアさん、無事に福岡にご到着!

だそうです。緊張して出迎えた福岡のスタッフの人たちは、ナイノアさんが呆気ないくらいにいい人なので、「ほんわか」しちゃって、もうシゴトが終わったような気になっているそうです。よかたいよかたい。僕はシゴトで東京に残っているけど、今頃はUddhaさんと刺身でも食べながら盛り上がっていることでしょう。早く行きたいよう!
by west2723 | 2006-09-21 23:29 | ホクレア

ホノルル・センチュリーライド2006

思えば今週末はホノルル・センチュリーライドなのでした。この時期、ハワイに行っていないというのは4年ぶりなんだなぁ、と思うと、ちょいと悔しい気もするけど、同じ週末、ナイノアさんが日本にいるんだからしようがない。もういい加減、大のオトナがマラソンとか自転車だけでハワイに行くの止めようよ、というキャンペーンでも張ろうかと思っていたので、ちょうどいいのかもしれない。

ハワイの人に、ホノルルからクアロアの少し先まで自転車で行ってそのまま帰ってくると言うと、みんな例外なく「Crazy !」と言う。僕はタイガー・エスペリにもブルース・ブランケンフェルドにも「Crazy !」と呼ばれた栄えある男です。航海カヌーに丸腰で乗ってタヒチまで行ってしまう人が、どうしてクアロアまで自転車で行って帰ってくるくらいでCRAZYに思えるのか不思議だけどね。

ハワイアンで自転車に乗る人を見かけることは少ない。自転車とは、あくまでも欧米人の乗り物なのかな? ところでセンチュリーライドのコースは、ナイノアさんの家の真下を通ります。あのハイウエイの左手にある山の上、かなりハワイカイ寄り。谷間ひとつが丸ごとトンプソン家のもので、古くからあった家らしく、裏庭の森には原始ハワイの植生がかなり残っているようです。
by west2723 | 2006-09-21 00:05 | 自転車