カテゴリ:音楽( 22 )

PILGRIM〜Eric Clapton

c0090571_2154241.jpgいや、あついですね。「暑い」と書くとけっこうあっさりした暑さのようだけど、ひらがなで「あつい」と書くと、東京特有の粘りのある暑さが表現できるような気がする。もう銭湯の脱衣場にでもいるような暑さ。東京は7月13日から15日までがお盆の家が多く、僕の家でも盆提灯を飾り、キュウリやナスで懐かしい人を出迎えた。キュウリは馬で、早く戻っておいでという意味。一方のナスは牛で、ゆっくり帰ってくださいという意味らしい。佃島でも盆踊りがあった。これは東京都の無形文化財らしく、太鼓と語りだけで踊る。真っ白い提灯で飾られた、それはそれは泣けてくるほど幻想的な盆踊りなのだ。

ところで話は全然変わるけど、あついというだけで脊髄反射のようにビールを飲んでいる自分にも飽きてきたなぁ、と思うことがあり、試しにスパークリングウォーターを飲んでみた。コン・ガスとも言うね。ところでこれが実にいい! 何がいいってシュワシュワ感はビールと変わらないし、酔っぱらわないところがいい。夜なんて眠くならないからギターの練習だってできるし、こうしてブログの更新もできる。銘柄は今のところ何でもOKです。ペリエでもサンペルグリノでもいいから冷蔵庫に冷やしておいて、軽くライムを絞ってできあがり。そろそろビールに疲れた方、お勧めです。

ということで本日のBGMはEric Claptonの『PILGRIM』でした。これは10年も前に出たアルバムだけど、毎年、梅雨時のまったりした夕方に聴きたくなる。なぜだろう。
by west2723 | 2008-07-16 21:00 | 音楽

Hawaii Aloha 2選

なぜか急にいろいろな『Hawaii Aloha』を聴きたくなってiTunes Storeを視聴していたら、Daniel Hoさんのスラッキーがココロに刺さりました。僕はどうやら、このようなギター練習の課題曲のような演奏が好みのようです。とは言え、控えめに入ってくるストリングスがとてもいい感じ。例によってチューニングがよくわからないのでコピーできないんだけどね。そしてもう1作お薦めは、Daniel Ho&ハーブ・オータさんによる、ウクレレの『Hawaii Aloha』です。

どちらもインストゥルメンタルなんだけど、この曲の、まるで溜め息のようなサビには、聴くたびに溜め息が出てしまいます。このような演奏をバックに、日本航海の写真をナレーションつきで流したらキレイだろうなぁ、と、今日のスライドショーに行けなかったワタシが申しております。雨の茅ヶ崎、盛り上がったのかな?
by west2723 | 2008-06-22 23:10 | 音楽

湘南ビーチFM

葉山マリーナの前を通るたびに気になっていたコミュニティFM局ですが、ちょっと用事ができたので行ってきました。いやあ、いいね。もっと「ゆるい」雰囲気を予想していたんだけど、コンパクトな施設やミニマムな人数のスタッフいずれにも「経営」と「ゆるさ」のバランスが取れていて、決して欲張らない雰囲気。こういう組織にこそサステナビリティという言葉がよく似合うと思った。

だいぶ前にこのブログでも紹介したけれど、この局のスグレたところはインターネットで24時間リアルタイムに視聴できること。そうです。東京にいても北海道にいても沖縄にいてもハワイにいてもパリにいてもダカールにいても、葉山マリーナからの生放送を聴くことができる。こういう放送局って、ありそうで無いんだよなぁ。昼間はボサノバやハワイアン、夜はジャジーな曲が中心。いつ聴いてもキモチいいので、強くお勧めしておきましょう。

4月からはライブカメラでの海中継も復活するそうです。http://www.beachfm.co.jp/
by west2723 | 2008-03-07 07:06 | 音楽

ホクレア号、西へ向かう サウンドトラック集

ヒマなので作ってみました。2005年1月にこのブログを始めて、一時中断の後に2006年8月に再開したわけですが、その間に紹介した音楽のリストです。紹介した順に並んでます。左がアーティスト名、右はアルバムタイトル。曲名の場合もあります。興味のある方は聴いてみてください。
言うなれば、ワタシの音楽は単なる60〜70年代趣味だったんですね。ブリティッシュ・トラッドはもっと紹介したつもりだけど、意外に少なかった。Steeleye SpanClannadなんて人たちは強くお薦めしたいものです。そして、ハワイアン、特にスラッキーギター関係はこれから充実の見込み。
〈ホクレア〉的に特にお薦めしたいものについてはリンクを貼っておきましょう。

Steeleye Span/Presents
Morphine/Cure for Pain
Roger Eno/Swimming
Hinewehi Mohi/Oceania→超お薦め!
Deep Forest/Pacifique
Ken Emerson/Hawaiian Tangos,Hulas,And Blues
Simon & Garfunkles/America
伊藤多喜雄/北の海の道
Pekelo/Going to Hana Maui
Keali`i Reichel/Kawaipunahele
John Lennon/Instant Karma
Neil Young/After the Goldrush
Otis Redding/The Dock of the Bay
Cyril Pahinui/NIght Moon
Karla Bonoff/The Water is Wide
天河原/天河原(Tingara)
Ry Cooder/Chiken Skin Music
喜納昌吉&チャンプルーズ/Blood Line
Jackson Browne/Late for the Sky
Rod Stewart/Handbags and Gladrags
Rod Stewart/Gasoline Alley
Neil Young/Harvest
Neil Young/The Last Trip to Tulsa
Sandy Denny/Like an Old Fashioned Walthz
美空ひばり/港町13番地
Keith Jarret/The Koln Concert
大滝詠一/空色のくれよん
The Pahinui Brothers/Isa Lei
Otis Redding/A Change is Gonna Come
The Byrds/Ballad of Easy-Rider
C.S.N.&Y./Deja-Vu
Richard Thompson/Henry the Human Fly
Jefferson Airplane/Surrealistic Pillow
Ry Cooder/Geronimo,An American Legend
Ry Cooder/My Name is Baddy
The Gabby Pahinui Hawaiian Band
Gabby Pahinui/Gabby
Doug & Sandy McMaster/Hawaii Aloha
Neil Young/Live at Massey Hall 1971
Keli'i Tau'a/Ha'a Hokule`a

76年の〈ホクレア〉タヒチ往還の際、最年少クルーだったMel Kinneyさんという方にお会いしたことがある。その時、彼は憧れのエディ・アイカウやタイガー・エスペリと共に、60年代のワイメアで過ごした頃の話を懐かしそうに語ってくれた。
「エディと共にビーチでラジオを聴いていたら、ビートルズの新曲が発表されるっていうんだ。ドキドキしながら聴いたもんだけど、それが『Sgt.Peppers』だったんだよな」という具合。

エディはハワイアンをとてもうまく歌ったけど、ボブ・ディランやTha Byrdsの曲もよく歌っていたらしい。エディが活躍していた頃のハワイのビーチは、ほとんどカリフォルニアと変わらなかったのかもしれない。〈ホクレア〉登場まで10年、まだアメリカの一部に過ぎなかったハワイ。
by west2723 | 2007-12-31 19:46 | 音楽

Ha'a Hokulea

最近〈iTunes Store〉を見ていてびっくりしたんだけど、トップページ右上にあるパワーサーチをクリックして曲名にHokuleaと入れてみてください。〈ホクレア〉関連の楽曲が多いことに驚くはずです。で、その中の〈Ha'a Hokulea〉を視聴してみてください。うん、できれば買っちゃいましょう。150円ポッキリ。そして何を隠そう、この曲こそがあの〈ハカ・ホクレア〉であります。聴いていると蘇りますよ、あの優雅なクラブクロウセイルが。アーティスト名はKeli'i Tau'a。この方、その道の人には有名なクムフラで、横浜到着の時にもいらしてましたね。アルバム〈Pule Mua〉には〈E Ala Makali'i〉、つまり〈マカリィ〉のハカも入っています。もう、悶絶しちゃうくらいにお勧めです。
by west2723 | 2007-11-27 10:19 | 音楽

こうして再び、ニール・ヤングに戻ってしまった

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突然ですが音楽の話。今日、編集部で夜遅く寂しくシゴトしていたら、音楽担当のヤツが「これでも聴いてくださいYO!」と貸してくれたのがこのCDだったって話をしてみようかと思います。
発売は今年の3月で、ウチの雑誌でもとっくに紹介したCDなんだけど、あの頃は〈ホクレア〉でアタマがいっぱいだったし、今さらニール・ヤングでもないだろう、なんて聴かずにいて、かなり航海じゃなくて後悔……。
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やっぱ、いいわ。虫の声でも聴きながら、しみじみ満月でも眺めたくなってきてしまった。1971年のライブってことは、ニール・ヤングが乗りに乗っていた頃のライブで、しかも全編弾き語りなのだ。生ギター1本の『Helpless』やら『Down by the River』なんて、もう、たまりません。タイトルは『LIVE AT MASSEY HALL 1971』です。

ところでこの演奏が行われた時には未だ『Harvest』は発売されていない。だからピアノによる弾き語りで『Heart of Gold』が始まっても観客は拍手しないんだよなぁ。初めて聴く曲ってわけです。あの歌詞が緊張した空気の中を切り裂いて行く感じ、たまらんです。当然のように、曲が終わった後の拍手はバクハツしてます。思えば僕が『Like a Hurricane』を初めて聴いたのは日本公演だった、なんてことを思い出したりして……。

何かこう、音楽を聴き始めた頃の気分が丸ごと蘇ってしまった。オレももう一度、一から出直しかなぁ……なんてね。切ないのぅ。
ところで熊本のChasin' Dragonさんがスンバラシいリンクを張ってくれました。当時のニール・ヤングのライブです。必見です。
by west2723 | 2007-08-23 23:41 | 音楽

はじめてのハワイ〜その2〜『Hawaii Aloha』

皆さんから教えていただいた『Hawaii Aloha』ですが、とりあえずiTunesで検索してみたら30曲ほどの演奏が出てきた。さすがにハワイアンの定番だったんですね。という具合に、僕はハワイアンの基本をまったく知らないわけです。もったいないことです。で、皆さんからお勧めいただいた「IZ」は購入。なるほど、と思ったところで他の人の演奏も聴いてみたくなり、結局Doug & Sandy McMasterというアーティストにつかまってしまいました。この人たちもまた定番なのかもしれないね。今頃知ったの? なんて言われてしまいそうだけど、今の気分はまさにこんな演奏なのです。聴き方によってはギターの教則本の付録のようでもあるけれど。

ところでついでに『Pua Liliehua』という曲について、何かお勧めの名演をご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。この曲もまた今回の航海を通じて、僕のアタマから離れない1曲になってしまっています。
by west2723 | 2007-06-28 11:40 | 音楽

はじめてのハワイ〜その1〜Gabby Pahinui

この、あまりに強烈だった〈ホクレア〉の日本航海を忘れないために、そろそろこのブログもまとめに入らねばいかんね。きっと非常に長くなるので、何回かに分けて進めて行こうかと思っています。最初は音楽の話から行きましょう。音楽はいいよ。部屋で流すだけで、いつでも〈ホクレア〉の姿を思い出すことができる。

まず自分のことから話すと、僕はもともとハワイの文化に傾倒したり、ハワイアンミュージックを聴くようなタイプではなかった。〈ホクレア〉の追っかけを始めて7年になるけれど、それまでハワイに行ったことすらなかったという、ハワイに関してはまったくのモグリなんです。だから僕のハワイ音楽へのアプローチはかなり偏っているのかもしれない。

まとにかく、Gabby Pahinui、およびPahinui一家の音楽はよく聴いている。きっかけは僕が長年愛聴してやまないギタリストのライ・クーダーで、彼が1976年に出した傑作『Chiken Skin Music』にGabbyが登場したからなのだ。ライ・クーダーという人は、こうして意外なジャンルの誰も知らないアーティストを引っ張り出してくる、いわばポップ・ミュージック界の考古学者のような人なんだけど(あのVuena Vista Social Clubもそうだったように)、そこで聴ける緩〜いチューニングの、ゆったりしたプレースタイルにココロを奪われてしまったのだ。それがスラッキーギターだった。
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その時、すでにハワイアンの世界では大御所だったGabbyとセッションを行うにあたり、ライ・クーダーは何度も何度もハワイに手紙を送ったという。とは言えなかなか返事はもらえず、最後にはハワイまで直談判に行くという、まるでナイノア・トンプソンとマウ・ピアイルグ先生とのサイパンでの会談のようなことまで行った後に、ようやく『Chiken Skin Music』での演奏にこぎ着けたのだった。上の写真、『The Gabby Pahinui Hawaiian Band』のセッションにもライ・クーダーは加わっているけれど、まるでベテランの〈ホクレア・クルー〉のようにあくまでも控えめ、かつ堅実な演奏を聴かせてくれる。そう、このバンドは音楽界の〈ホクレア〉なのだと思うよ。
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ところで『Chiken Skin Music』が発売されたのは1976年、つまり〈ホクレア〉が最初のタヒチ往還を行った年だ。世間一般ではこの航海をきっかけにハワイアン・ルネサンスが始まったと言われているけれど、音楽の世界ではとっくにルネサンスは始まっていたことになる。何たって、Gabbyの『ブラウン・アルバム』は72年発売(上の写真)。しかもバリバリのハワイ語による演奏なのだ。
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ということで〈ホクレア〉後の夏の日、Pahinui Familyをお勧めしておきます。ハワイアン・ミュージックに特有の「心地よさ」よりも、もうちょい骨太の、聴けば聴くほど味が出るタイプの演奏。Gabbyじゃ濃すぎる、というのであれば、息子さんのCyril Pahinuiなんていいかも。12弦ギターのスラッキーギターは、この季節、お風呂上がりにお勧めです。って、この人がこのブログで出てきたのは、たしか3度めですね。

ところで〈ホクレア〉が日本にいる間、僕のアタマの中では『Hawaii Aloha』という曲が鳴りっぱなしだった。この曲、ハワイの音楽に詳しい人にとっては定番らしいんだけど(ハワイ州歌?)、お勧めの演奏があったら教えてください。僕は今、この曲を聴くと、海の上を静かに走る〈ホクレア〉の姿がそのまんま浮かんでくるのです。
by west2723 | 2007-06-25 07:14 | 音楽

My name Is Buddy / Ry Cooder

c0090571_1144485.jpgRy Cooderが新譜を出していたなんて知らなかった。しかも全編に渡ってデビューアルバムの頃のようなダストボウル・ミュージック(つまり、砂嵐の中の中西部で生まれた音楽ってことかな)で、おいおい、ライ・クーダーってこういう演奏やめたんじゃなかったっけ、と、聴きながら嬉しい混乱を感じてしまった。いずれもノスタルジックな演奏ながら、全17曲中15曲がオリジナルだというんだから驚く。帰ってきたライ・クーダーって感じだ。

続き
by west2723 | 2007-03-30 12:19 | 音楽

Cyril Pahinui / Night Moon (Po Mahina)

c0090571_10275553.jpg現地に残って頑張っている日本人プレスのことは気がかりだけど、日本にいる我々が、出航するとかしないとか、ネットをまさぐりながら騒いでいるだけでは空しくなってきた。いずれ時は来るのだから、黙って見守りましょう。ということで、ここらで音楽でも聴きませんか? 

本日のお勧めは、このブログでもたびたび登場しているCyril Pahinuiの『Night Moon(Po Mahina)』というアルバムです。言わずと知れたスラッキーギターの「神」、Gabby Pahinuiの息子さんで、Cyrilは12弦ギターによるスラッキーで知られています。

タイトル通り、静かな月夜を思わせる、ゆるゆるで美しい演奏。ちなみに11曲目のタイトルは『KAWAIHAE』です。ハワイアンのベスト盤にもたびたび顔を出す名曲。この演奏を聴いていると、〈マイス〉と〈ホクレア〉が出航を待つあの港の、あまりにゆったり流れる時間が共有できるってぇ寸法です。
by west2723 | 2007-01-19 10:45 | 音楽