スラッキーギター

どうにかカヌーが漕げるくらいには僕の肩も快復してきたけれど、意外なことにギターが弾けなくて驚いている。アコースティックギターを弾く姿勢は、まず肩を正面に直角に開き、続いて前腕を前に垂らす。この「前に垂らす」時に腕は内側にねじれ(これを内旋と言うんだけど)、さらに手首をブリッジに近づけると内旋はより大きくなる。

僕の肩のケガとは、腕を外にねじる(つまり外旋する)筋肉と上腕骨の接合部にあるので、ギターを弾くとその「接合部」が無理やりストレッチされて傷むという仕掛け。まあ何と言いますか、ギターを弾くのも命がけってわけです。ということで、今のところはギターを膝の上に立てて弾いてます。そう、琵琶法師のように。

とは言えスラッキー、けっこうわかってきた。チューニングさえわかれば、あとはそのチューニングでのコードをアルペジオするだけでどうにかサマになる。なんてことを言いながらチューニングを見つけるのが至難の業なんだけど、これはMakalaniさんのスラッキーギターレッスンに行けばタブ譜つきで教えてもらえる。

それにしても、どの世界にもその道のスゴイ人っているもんで、このレッスンに来る人って弾ける人ばかりなのだ。スラッキーに目をつけたオレって偉い? なんて密かに思っていたんだけど、もっと偉い人がたくさんいたというわけ。いったい日本の「スラッキー人口」ってどのくらいなんだろう?

ボトルネックギターでもおなじみのオープンGチューニングのことを、ハワイアンではタロ・パッチ(タロイモの田圃?)と呼んでいる。開放弦のゆる〜い感じと、高音のキラキラした感じを組み合わせるポジションを選びながら、知っているハワイアンの曲を片っ端から試してみる。これで指が痛くならなければいいんだけど、今のところ続けて10分が限界かも。
by west2723 | 2008-08-17 20:45 | 音楽


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