緑の江ノ島

連休最終日、真夏のような晴天の中を、行ってきましたよ江ノ島まで。参道に入ると竹下通り並みの人混みにびっくり。そのまんま参道を上っても上っても人混みは絶えず、改めて江ノ島って大観光地なんだなぁと実感した。快晴だったし、この混雑ではアンティショーコさんが言うような「霊験」を感じる余裕はなかったけれど、江ノ島に人が集まるということがとてもうれしいのはなぜだろう。その後は鎌倉に出る用事があり、鎌倉高校前まで歩いて江ノ電に乗ろうとしたらここでもびっくり。いやはや、朝の東海道線のような混雑だったのだ。

ところでお参りの順路を間違えたみたいです。正面の階段を上らずに、いきなり左に進んじゃったせいで中津宮さまが最初に現れ、続いて延々と歩いて奥津宮さま。もうひとつあったよなぁ、なんて思っていたら、一周した後に最初に行くべき辺津宮さまが現れたのでした。最初にあの「輪っか」をくぐらなくては意味無いんだよね? ということでもう一回、できれば雨の平日にでも出直そう。
取り急ぎ、湘南の海で遊ぶ友人たちの無事を感謝し、これからもよろしくとお願いしておきました。一周年に向けて、〈ホクレア〉来航を契機に出会った人たちが、このまま意義のある繋がりを守り、この繋がりがより良い方向へ育ちますように。

そして追伸。江ノ電の中吊りに、田村隆一さんのイベント告知をみつけた。この大詩人の朗読を偶然に聞いて初めて「言葉の力」を知り、何度かお会いしたり、鎌倉のご自宅にお邪魔するようになったのは20年近くも昔のこと。「早く21世紀の世界を見たくありませんか?」と聞いてみたら「いやあだよ」と返してくれた。そして本当に、21世紀を迎える直前に長い長い旅に出てしまった。長身で俳優のような顔立ち、そして悠々とした立ち居振る舞いの、ホントにカッコいいご老人だった。
皆さんもぜひ一度読んでみてください。「詩」と思うと構えてしまうかもしれないけど、「力のある言葉」に触れると思えば敷居も高くないはず。いい言葉に出会いたかったら、言葉の力でココロを洗いたくなったら、田村隆一さんの詩集を強くお勧めします。
by west2723 | 2008-05-07 18:22 | 海での話


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