ありがとう〈ホクレア号〉〜その2 & 少し更新

もう7月になってしまいました。たしか7月3日が1年の真ん中だったんじゃないかな。
そうです。今年の前半は〈ホクレア〉に追われ〈ホクレア〉と共に幸せに終えることができました。あれほど夢見ていた日本航海の余韻からは抜け出せないけど、もうそろそろ〈ホクレア〉を卒業しないと明日が始まりません。ということで、そろそろこのブログもお開きにしようかと思います。

思えばハワイ島出航の取材に行こうと予定していたのが1月4日。しかし、出航が延期になったという報せが入ったのは前日、1月3日のことだった。この「迷惑な」カヌーは、僕にお正月気分さえ許してはくれませんでした。似たような思いを日本中の多くの人たちが経験したはずです。しかし〈ホクレア〉が海に浮かんでいる姿を見るとすべてが許せてしまう。なぜだろう。

しかも僕なんて、もともと船にもカヌーにも航海術にもセイリングにも海洋文化なんてものにも興味は無かった。もしかすると今でも無いのかもしれない。しかし〈ホクレア〉の姿を見ると、カラダの奥底のDNAが騒ぎ出し、カラダが勝手に反応してしまうからどうしようもないのだ。やがていつの間にか海に通うようになっていた。この夏は暑そうだし、ヒマさえあれば海にいることになると思う。
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昨日、〈ホクレア〉はホノルルに到着しました。マカさんも、今頃は〈ホクレア〉の元に戻っているはずです。〈カマヘレ〉のメンバーも、どうやら仲間割れせずに順調な航海を続けているようです。となると、このブログの役目も、これで終わったのかなと思います。毎日300を越える方々との会話に後ろ髪を引かれながらも、この次を最終回にさせていただこうと思います。

このブログを終了するにあたり、いろいろ総括めいたことをやらなきゃいけないかな、と思っていました。でも、試しに言葉にしてみると非常に長くなってしまうんです。そんな拙文を読んでもらうよりも、皆さんの目やアタマやココロに刻まれた〈ホクレア〉の姿を大切にしてもらった方がいいのかもしれない。みんな違う個性、違う生き方、違う土地での違う生活環境。みんなオトナなんだし、そこに僕の総括なんて必要ないのではないかと。皆さんが〈ホクレア〉を目撃して思ったことは、これからも「違い」を超えて、それぞれの生活の場で周りの人たちにシェアしてほしいと願っています。

とは言え、皆さんからの〈ホクレア〉日本航海の感想や、これからのこと、などなども聞いておきたいので、ここで最後にコメント大会を行いましょう。この場はしばらくここに置いておきます。僕がコンピュータの前に座っている限り、できるだけ早めにご返事いたします。皆さん同士で勝手に盛り上がっていただいても結構です。そして今後、また何かコトを起こす時のために、非公開コメントでメールアドレスを教えて頂ければ幸いです。もちろん、7月29日の海洋大学でのシンポジウムには出席しますので、その時でもいいですよ。それでは!

と思っていたらここで追伸です。7月29日にシンポジウムを開催される南山大学の後藤明先生からのお知らせです。7月11日(もう来週じゃん!)、東京・三鷹の国立天文台(住所:東京都三鷹市大沢2-21-1)にて、ミクロネシアの航海士、マニー・シカウ氏とローレンス・カニンガム氏をお招きしての講演会です。凄いね。後藤先生の周りでは、すでに〈ホクレア〉後が始まっています。

●お問い合わせ先/国立天文台・国際連携室 0422(34)3947

なお、以下にシカウ氏来日に関するスケジュールをまとめておきます。

●7月6日 マニー・シカウ、ラリー・カニンガム両氏来日。沖縄に移動。

●7月7日 沖縄海洋博公園海洋文化館と美ら海水族館見学海洋文化館におけるプラネタリウムの海洋プログラムや展示品の修理への助言、また今後の「カヌー教室」運営などへの助言。

●7月8日 「第一回国際舟文化プレサミット」
宜野湾マリーナにて沖縄のサバニ関係者とのセミナー。
10:00から15:00予定。一般来聴歓迎。
TSS側からTSSの立ち上げの経緯、運営の現状、過去における航海の状況、航海術などの講義。沖縄側から糸満と伊江島における伝統的サバニ作りについて報告。また帆走サバニによる航海やレースの状況の報告、意見交換会。通訳付きの予定。
15:00頃から帆走サバニの試乗会。
懇親会(夜)

●7月10日 東京海洋大学第4回海洋文化フォーラム 海洋大越中島キャンパス。一般来聴歓迎。
<1> カヌー文化や伝統的航海術の講演会 (講堂:16時30分より 90分)
    カニンガム氏、後藤 明
<2>マニー師による貝を配したスターチャートを使って、「スターナビゲーションによる航海術」の実演  (柔道場:18時30分より 60分)
懇親会(夜)

●7月11日 国立天文台で上記のイベント

●7月14日 下関の水産大学校主催の海洋文化セミナー予定。
下関市内、一般来聴歓迎(午後)
マニー師、カニンガム先生、内田正洋、後藤 明(予定)
詳細はhttp://www.fish-u.ac.jp/cgi-bin/ns_dtl.pl?457からご確認下さい。

●7月15日 水産大学校のカッタークラブの学生と実習艇の試乗会、市民との交流。

●7月22日 大阪『なにわの海の時空館』にて講演会が決定しました。
13:00から14:30分です。

●7月23日 グアムへ帰国。
by west2723 | 2007-07-02 21:03 | ホクレア


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