もう少しオトナになろうか

七里ヶ浜に〈ホクレア〉が現れてから、もう10日経ってしまった。写真を整理していると、あの時の興奮状態から少しさめて、少しは反省も加えながら記憶まで再整理することができる。横浜に到着してから1週間、この間、七里ヶ浜でふとアタマに浮かんだことが、次第に大きく膨らみ始め、今では大きな確信に変わりつつある。あくまでも「反省をこめて」……。

それはひと言で言うと、日本のオトナってちょっと幼稚すぎないか、ということだ。




あの時は僕もかなりはしゃいではいたけれど、一方で、海の上で〈ホクレア〉を取り囲んでいるのは、みんなけっこう歳を経たオトナたちだということに違和感を覚えた。こういう場は、子どもたちにこそ与えるべきじゃないのか? 何たって〈ホクレア〉の上にいたクルーたちは、マカやチャドを除けば、あの場にいた人たちとほぼ同じ年代か、若い人たちなのだ。

横浜に行けば必ず何人かの仲間に合い、やがて桟橋のあたりで集団ができあがる。となると必ず始まるのは「ねぇ、どうする?」という会話だ。「メシどうする?」「 ○○に会って行く、どうする?」誰も「いや、オレひとりで行く」なんて言い出すヤツはいない。「○○に聞いてみないとわからない」「どっちでもいいけど」etc.etc.etc……こんなのオトナの会話じゃねぇよな。そうこうしているうちに人数ばかりが増えてきて、身動きひとつ取れなくなることの多いこと多いこと。

ご存じの通り、〈ホクレア〉クルーの回りには非常にゆったりとした時間が流れている。しかし忘れてもらっちゃ困るんだけど、彼らには大変な集中力があるのだ。決してダラけているわけではなく、仕事は一気に片づけて、仕事以外の時間をゆったり使っているだけなのだ。だからこそのハワイアンタイム。桟橋の回りで「意味もなく」誰かを待っているようないないような時間の使い方は、決してハワイアンタイムとは呼ばない。呼んだらハワイアンに失礼だ。

とは言え七里ヶ浜、オトナではなく、10代くらいの少年があのようにはしゃいでいるんだったらサマになるだろうなぁ、と思った。だから親子で行って、オヤジはビーチでじっと我慢……でも我慢しきれなくなって行っちゃう、というのがオトナの姿だったのかな。その点についてのみ言えば、〈ホクレア〉が日本に来るのは、少し早すぎたのかもしれない。
by west2723 | 2007-06-18 00:37 | 海での話


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