三崎港から横浜港〜八景島沖でクラブクロウを開く

三崎では朝の5時に目が覚めた。クルーたちは三々五々集合し、どうにか集合時間の6時には、ほぼ全員が集まった。と思ったら、昨日ハワイから到着したナイノアさんがまだだった。僕は伴走艇に乗ることにした。2日前に大分を出航し(たった2日で大分から三崎だってYO!)、横浜に届けることになっていたヤンマー船に便乗できたのだ。ところがこの船の速いこと速いこと。船団の速度では遅すぎ、首都高の渋滞に捕まったフェラーリ状態になってしまう。そこで船団の周囲をグルグル回りながら横浜に向かうことになった。いろいろなアングルで〈ホクレア〉が拝めるので、撮影艇としては理想的なんだけど、燃料が心配だな。
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観音崎のあたりで一旦セイルを上げた。いよいよ来るか、クラブクロウ! と期待していたらすぐに畳んでしまった。どうやら違うセイルをつけてしまったようで、内野さんが僕たちの伴走艇を手招きで呼んだ。
「〈カマヘレ〉に積んでいるセイルを使いたいんです。受け取ってきてもらえますか?」
ということで、重いセイルの袋を海上で受け渡すことになった。〈カマヘレ〉と伴走艇を接触させる危険な作業。セイルの袋をロープで結び、まずロープが投げられる。続いて重い袋が手渡されるんだけど、受け取る瞬間に〈カマヘレ〉が一瞬離れてしまいセイルは海の中へ……。とは言ってもロープを引っ張ればいいんだけど、冷や汗かきました。何たって〈ホクレア〉のセイルを海に流してしまったら海洋国ニッポンの名折れ、腹切ってお詫びではないか。
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そして同じ作業を〈ホクレア〉に対して行います。何たって傷ひとつつけずにハワイに帰さなくてはならないカヌーだ。ギリギリまで寄せて、まずはロープを渡そう、と思っていたら、マカがやってきて海に身を乗り出した。袋を直接受け取るという。頼れる男、マカはいつもカラダを張っている。
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そして作業は成功。八景島のあたりで、見事にクラブクロウが開きました。美しい。背景は僕が育った京浜工業地帯だ。横浜港を前に、マカさんのホラ貝が聞こえる。クルーたちはベイブリッジを背景に記念撮影なんてやっているけど、ナイノアだけは〈カマヘレ〉との電話連絡で忙しい。セイルを開いて港に入る前の、かなり緊迫した場面。この後、ベイブリッジの下ではいったんセイルを閉じ、横浜港に入って再び開いた。ベイブリッジを渡る人たちに、〈ホクレア〉の姿は見えたかな?
by west2723 | 2007-06-10 14:02 | ホクレア


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