ホクレア号、瀬戸内海へ入る/ずいぶん細(こま)〜い船じゃのう!

それでは今日もヴァーチャルツアーに出る前に、まずは瀬戸内海の入り口、祝島について学んでおきましょう。〈ホクレア〉が祝島に寄れるかどうかわからない頃から、すでに櫂伝馬船による出迎えの準備に入っていたという「筋金入り」の歓迎がクルーを待っています。

今年の1月、ハワイ島を出航する直前のナイノア・トンプソン氏は「日本の人にはハワイのアロハ・スピリットとまったく同じものを感じる」と語ってくれました。それが単なるリップサービスではなかったことは、ここ祝島で証明されることでしょう。

祝島市場←本日必見! 正直、なぜか泣けます。この歓迎を見ていると、日本人である僕たちまでが感謝したくなるってもんです。

〈ホクレア〉を迎える祝島のようす←もちろんこちらも!

神舞とは?

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5月20日早朝3時に新門司マリーナを出航した〈ホクレア〉は、10時30分に祝島に到着。櫂伝馬による神舞の出迎えを受けました。が、これがどれほど凄かったかについて、見てもいない者がコメントするのは遠慮しましょう。取材で興奮したテレビ新広島スタッフの、ダミ声の報告によると以下の通りです。

・これを見ずして、何の日本航海じゃあ! 
・神舞は4年に1度しか行われない神事で、かつて国による博覧会で披露してほしいとの依頼を断ったほどのものらしい。しかし、今回の〈ホクレア〉来航では特別に行われた。
・とは言え、島で不幸があると1週間は行われない。もしも今回の寄港が予定通り18日であったら、神舞はできなかったらしい。福岡出航が遅れたのは、やはり〈ホクレア〉の意志だったのだ。
・櫂伝馬に載せられた酒樽の上で地元の高校生が舞いながら、櫂伝馬と〈ホクレア〉が向かい合わせに近づき、やがて横付けされ、お互いが船の上から握手の応酬。写真(撮影/西村一広さん)は櫂伝馬の出迎えに対して"ハカ"で応える〈ホクレア〉。

・やがて地元の漁船が大漁旗を掲げて集まってくる。そこにシーカヤッカーが加わる。地元の漁師さんのコメントは
「ずいぶん細(こま)〜い船じゃのう」
この言葉を解釈すると
「こんなに小さい船で、よくハワイから来たモンだ」
という驚きと尊敬の思いが込められているんだそうだ。
・いちばん右にいるのが地元の子どもたちの乗るチャーター船。櫂伝馬の漕ぎ手と〈ホクレア〉クルーが海の上で握手を始めた時、期せずしてチャーター船に乗る子どもたちの間から合唱が始まったという。「何の歌だったかはわからんけど、え〜歌でしたわぁ」

この歓迎には〈ホクレア〉クルーもさすがに驚いたことでしょう。もしかすると日本のファンになってしまったかもしれない。だから、もっとゆっくりして行けって言ったんだよ。日本の海って凄いんだぞ、ホントに。おそらく、このようすは近いうちにメディアやネットに出回るはずです。おタノシミに。今のところ祝島市場のホームページが凄くて、この一連の写真を見ていると涙が出てきます。もちろんテレビ新広島では独占取材状態なので、オンエアが決まったらお知らせします。

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そして祝島の興奮を乗せた〈ホクレア〉は、14時55分、大島商船高専へ無事に到着した。クルーを待っているのは瀬戸内海の海の幸。そしてそれは、少年時代のナイノアを育んだ、ヨシ・カワノさんと同じ漁法によって捕られたものなのだ。山口県の熱い旅は、まだまだ続く。
by west2723 | 2007-05-20 01:11 | ホクレア


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