広島より

広島では県庁の主導による〈ホクレア〉出迎えに関する会議があったようで、その内容がメールで送られてきました。停泊する港へのアプローチや式典内容は寄港地の土地柄によって様々だけど、これはどこに行っても同じなんだろうなぁ、と思えたことがあるのでご報告。

僕は以前から、この航海に対する海上保安庁のポジションはどうなるんだろう? と思っていたんだけど、この会議でいくぶん見えてきた。つまり「民事なので、保安庁が警備に当たることは基本的に無い」とのこと。そりゃそうだ。だからこそ、イキオイ余って自らの力量を顧みずに沖に出て、事故でも起こすようなヤツが出てくれば、〈ホクレア〉来航そのものが海上保安庁にとって、つまり国にとって単なる迷惑なイベントで終わってしまう。事故があれば保安庁は出動せざるを得ないからね。〈ホクレア〉を世論の敵にしないためにも、これは非常に大切なポイントです。

海域には商業船やフェリーなどの航路もあるけれど、それを知らずにプレジャーボートや水上バイクなどの"エンジンのついた自由な乗り物"が無秩序に集まってくることを海上保安庁は非常に懸念している。だからこそ、よほど腕に自信があり、完全な自己責任を負える人以外、歓迎は海上よりも陸上で行うようにしたいものです。〈ホクレア〉クルーにとっても、下りた港に黒山の人だかりで歓迎を受けた方が嬉しいのかもしれないし、ぜひそうしましょう。

ついでに言っておくと、長いレグの後、船底には貝が付着したりしていたりデッキが散らかったりしているので、到着後1〜2日間はカヌーの清掃が主な仕事となります。だから主なイベントは3〜4日目に設定されています。5日間の滞在予定が組まれている寄港地も多いようですが、これはほとんど予備日と考えてほしいとのこと。つまり海の状況によっては5日目の出航もあり得るというわけ。出航しないにしても5日目以降はタイミングを見計らってクルー全員が海と対峙しています……。というようなことを、イベントの関係者は覚えておいた方がよさそうです。

広島に関してはパイロット役を地元の漁師さんが担当するらしい。であれば海に出たいみんなが陸上で我慢している代わりに、海上では地元の漁船を総動員して大漁旗で出迎えるくらいの、最大限の歓迎を行ってほしいと思う。ムリに「ALOHA!」なんて言わなくていいから、日本らしい出迎えで演出してほしいと思う。ちなみに打瀬船も歓迎の輪に加わるとのこと。見に行きたいなぁ……広島にはおいしい日本酒もたくさんあるし。
by west2723 | 2007-04-04 21:13 | ホクレア


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