16日は休養、17日早朝に出航?

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日本に戻り、PVSのブログを開いてみたら、さっそくセレモニーのようすがUPされている。実はこのブログはナイノアの奥さんであるキャシーさんがアップデートを担当しており、いわばナイノアとのホットライン。航海の状況についてはかなり正確な情報が出てくるはずです。上の写真はマフコナでのセレモニーが始まる前のようす。ショーティ夫妻を出迎えるナイノア夫妻で、緑のTシャツの女性がキャシーさん。プライバシーに関わることなのでお顔の掲載は遠慮しておきますが、ホノルルのテレビでお天気キャスターをやっていたという、とても美しい女性です。なお、キャシーさんのお祖父さまも山口県のご出身とのこと。ヨシ・カワノさんとの遠い縁を感じずにはいられません。
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ナビゲーション・ポイントに向かう山道をキャシーさんと一緒に歩いていたのでPVSブログと似たような写真になるけれど、クルーとクルーのご家族は、セレモニーの場所までこんな感じで歩いて移動していた。クルーだけが残ってヘイアウでのセレモニーが終わった頃には漆黒の闇。しかし、みんな懐中電灯すら持っていなかった。いったいどうやって2km近く、暗闇のこんな道を下りたのか、不思議でならないんだけど、誰一人帰ってこられない人はいなかった。「ミクロネシアのクルーの人たちなんて、走って下りてましたよ」と、内野かなこさんも驚いてました。

そして翌日5時という早朝から、〈マイス〉の準備の進み具合を確認し、出航時期を決めるリーダーシップミーティングが、カワイハエ・カヌークラブの庭先で行われた。メンバーはチャド・パイション、ショーティ・バートルマン、ナイノア・トンプソン、ブルース・ブランケンフェルドの四天王。会議を終えて出てきたチャドが言うには「今日の午後(現地時間15日の午後)には〈マイス〉が完成する。風が変われば明日朝にでも出航はできるだろうけど、クルーも疲れているし、明日1日は休養が必要かもしれない」ということで、17日早朝出航の可能性がきわめて高くなってきた。

いくぶん表情の和らいだナイノアが現れた。「こんなお忙しい時に、追いかけ回しちゃって本当にスミマセン」「いや、こちらこそ、何日間も待たせてしまって、しかもこんな早朝に呼び出してしまって申し訳ない」なんてやり取りの後に「それじゃ、あそこの岩の上でやろうか」とナイノアが腰を下ろした場所でインタビューが始まった。
これまでは断片的に聞いたことをまとめて記事にせざるを得なかったけれど、今回はまとめて1時間ほど、必要にして充分な話が聞けたと思う。航海の危険と対策、ミクロネシアに向かう意義、日本に向かうにあたっての抱負、なんて話から、ナビゲーターやクルーに必要な、フィジカル&メンタル両面の話まで。詳細は雑誌(Tarzan 2月14日発売号)で読んでいただければと思うけど、この話を聞いていると、これから始まる大航海がいかに意義深く、しかし過酷なものかが伝わってくる。これは決して予定通りに開かれるスポーツイベントのようなものではない。人類が今世紀に入って最初に行う大冒険なのだと、認識を新たにするのだった。

P.S.
なあんてことを言いながら……。
今度は伴走艇のクルーを休ませたい、とか〈マイス〉がまだできあがらない、という理由により、出航は18日に延期だそうです。
by west2723 | 2007-01-17 07:39 | ホクレア


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