馬に乗る

昨日の朝、僕は馬に乗っていた。馬上で背すじを伸ばし姿勢をキープするだけで、フッキンやら背筋やらが微妙な収縮を繰り返し、とても優秀なバランストレーニングになる、なんて話を確かめに行ったのだった。こう見えても子どもの頃には何度か乗馬の経験があり、けっこう調子よく乗れた記憶があるので、まあどうにかなるだろうと思っていたんだけど、子どもの頃と今ではカラダの反応がまるで違うのに驚いてしまった。鞍が滑るので落ちないようにするだけでけっこう必死だし、馬は自転車と違って予想外の動きをすることが多いし、時には勝手に道ばたの草を食べ始めちゃうし。ホントに大変な運動だと思った。こんな動物を乗りこなす『暴れん坊将軍』ってすごいんだなぁ、なんて、こんな時になぜか松平健さんを思い出す自分の性格にもかなり驚いたもんだった。

ところで何より驚いたのは、お邪魔した乗馬クラブのスタッフの、ココロのこもった仕事だった。厩舎には100頭近い馬がいて、スタッフひとりあたり3頭の面倒を見るらしい。馬というのは非常に清潔好きの動物らしく、エサやりはもちろん、3頭分の厩舎の掃除も毎日行う。その日課の合間を縫って、3頭それぞれ交替で散歩に連れて行く。ここまでつき合うと、当然のように馬のご機嫌も読めるようになるそうで、彼らを安心させるためのあの手この手も大切な仕事となる。そしてもちろん、僕のようなビジター客相手に乗馬のレッスン。厩舎見学の案内までこなす。もう、この人たちは本当に馬が好きなんだなぁ、と驚きを通り越して、こちらのココロまで癒されてしまうのだった。

僕には色の違い以外はさっぱり区別がつかないけど、
「ここにいる100頭の、そうですねぇ、70頭くらいは名前と顔が一致しますよ」
とのこと。ちなみに厩舎ではニンジンの山をたびたび見かけた。
「馬ってね、ホントにニンジンが好きなんですよ」
なるほどな、ニンジンをぶら下げる絵は、決してウソではなかったんだ。
by west2723 | 2006-09-09 13:00 | 陸での話


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