シャッター商店街にメリークリスマス

神奈川県の真ん中あたり、新興住宅地の中に作られた、店舗数16軒ほどの小さな商店街がある。
僕が十代の頃から通っていたこの商店街には、かつて床屋や化粧品店、書店や電器店、八百屋もあれば魚屋も酒屋もパン屋も学習塾もあって、けっこう賑わっていたもんだった。
それが今、営業しているのは6軒ほど。他の商店は何度か店舗の入れ替えを繰り返しながら、ここ数年、すっかりシャッターを下ろしたままになっている。

今日、久しぶりにその商店街で買い物をした。夕方だというのに客のまばらなスーパーでは缶ビールと蛍光灯の替えを買い、たまにしかやって来ないお客にも元気に応対する八百屋では、リンゴと柿を買った。そして日没。すると、何とビックリ、クリスマスのイルミネーションが灯ったのだ。

残り少なくなった商店でおカネを出し合って飾ったのだろうか? だからこそショボいと言えばショボいイルミネーションなんだけど、何かこう、あの光を見た瞬間に胸に迫るものがあって、しばらく立ち止まって眺めてしまったのだ。缶ビールなんて買っていないで、もっと高い酒を買うんだった。

メリークリスマスという言葉、神社仏閣を愛する僕にはどうにもピンと来ないんだけど、こういう時には使えるように思う。日本では、クリスマスが年末にあることに大きな意味があるようだ。
メリークリスマス。今年もこうして、商店街はどうにか一年を終えることができそうです。また来年も頑張って、みんな元気で明るい一年を送ることができますように。
by west2723 | 2009-12-23 17:50 | 陸での話


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