サブタイトルは「いまだ知られざる水の島、ハワイへ」。特集は巻頭からいきなり内野加奈子さんの写真で始まり、以降、「クリムポ〜ハワイに伝わる創世詞」(木版画/名嘉睦稔、訳・構成/内野加奈子)、「初めて海で泳ぐ日」(写真・文/内野加奈子)、「ナイノア・トンプソンが教えてくれた、天群る星の読み方」(写真・文/内野加奈子)、「水族館で海の不思議体験!」(写真・文/内野加奈子)と続きます。それ以降はサーフィンの話で組まれていて、後半のページはどことなく〈パタゴニア〉のカタログのようなオモムキになってしまうけど、読み物としては「さすが」なできばえです。
少なくとも巻頭の内野さん大会、特に「クリムポ」の14ページと、続く解説はレイアウトが粗っぽいながらも圧巻。そうか、内野さんはこれからこっちにも向かうのかな、なんて、勝手にワクワクしてしまいました。そして特集の終盤には佐久間洋之介さんが海小屋と共に登場するという、とても見逃すことのできない内容です。 僕はかつて、この雑誌に掲載される著作物の集め方や扱われ方について、かなり不快な思いをさせられたことがある。だからこれまで、この雑誌を決して人には勧めたことはなかったのだ。しかし、ここに登場するビジュアル、写真、文章は、そんな「出版界の事情」などとは無縁の、純粋な動機から作られているに違いない。この内容を前に、あまりケチなことを言うのはやめよう、ということで、他の出版社からも、このような雑誌が数多く作られることを願いながら紹介しておきます。
by west2723
| 2009-04-14 04:50
| 雑誌作り
|
Recent Tweet
以前の記事
2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 Memo
カテゴリ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||