テレビ新広島の新番組、劇的に制作中

メディアの世界では最も〈ホクレア熱〉に冒された人物と思われるテレビ新広島のダミさんが、この連休に関東に現れた。サッカー中継の合間を縫いながらハワイに通っているという。かつて〈ホクレア〉の取材で出会ったハワイ在住、日系二世のお婆さんの縁者が広島にいる、という情報を手がかりに、番組を通じて彼女の親戚を捜し出すというドキュメンタリーらしい。自分の血縁を知らないまま孤独に80代半ばを迎えた彼女にとって、この試みがどれほど救いになったことだろう。

オンエアは来年3月の予定らしいけど、例によって全国ネットで観ることはできない。まぁ、今回はハワイと広島で完結する話なので、ローカル放送になることは当たり前なのかもしれないけどね。
それにしても〈ホクレア〉の追っかけで見せつけてくれた地方のメディアのパワーやハートやフットワークなどなどを、ここで再び全国に見せつけてやってほしいと思うよ。キー曲にいたら、なかなかこんな企画は通らないんだろうと思うから。

こんな話を聞いていると、〈ホクレア〉の蒔いて行った種が着実に芽を伸ばし始めたことを実感するわけだけど、さらにうれしいことは、この取材をハワイ州観光局がサポートしており、彼らもスタッフとして帯同していたということなのだ。日本航海を終えて以降、再び観光局本来のビジネスに戻ったとばかり思っていたけれど、とんでもない。今なお日本航海の意義をディープに追究してくれていたというわけだ。

あの頃は、観光局の一見ビジネスライクなモノゴトの進め方に批判が集まったものだけど、あのような雑音を跳ね返す強い「意志」が無いと、とてもじゃないけど気まぐれな〈ホクレア〉を無事に横浜にゴールさせることなどできなかったはずだ。そして今、ほとんどの人が〈ホクレア後〉を模索している中、彼らは相変わらず日本航海を続ける「意志」を失っていなかったというわけ。これはあまりにお人好しな解釈なのかもしれないけれど、それでいいのだ。少なくとも、僕はこういう話に元気が出てしまうタイプなのだ。

誰でも思いつきでアイデアくらいは出すことができる。しかしアイデアを行動に変え、続けるということは、なかなかできないことだ。思いついたことを人にやらせようという人は多いけど、自分で始めようと言う人はなかなかいない。……言いたいことは山ほどあるけど、とにかく頑張らないとね。
ところでその番組、関東でオンエアされるためには、ギャラクシー賞でも取ってもらうしかないな。ダミさん、もうひと越え、頑張ってみてよ。
by west2723 | 2008-11-04 00:37 | 陸での話


<< サバニ記念日 BAY FM >>